たのしみな若者

 恒例の稲枝地区運動会、数えて第57回となる。昭和37年ごろが初回であっただろうか、純粋な競技ばかりだったが、郡体や県体の予選も兼ねていて、走りの苦手な私であったけど、走高に出ていた。やり始めたころは、面白くってみんな頑張ったものだ。。織田幹雄選手の走り幅跳びや三段跳び、東京オリンピックの前の時代で、町民運動会と言えども、やり投げや砲丸投げもあった。

 本日会場で、当時頑張って走っておられた往年の選手お婆ちゃんに出会った。もうお年は86か7・・・今まで走りで負けたことなかった…と言われる。国体に出るため乗った電車が台風13号の襲来で動かなくなって参加断念となった…と当時を懐かしげに話して聞かせてくださった。今でも、運動会となるとウキウキする…と言っておられた。

 稲枝には最近、100mを12秒台で走る生徒さんがいたり、卓球の県NO1の女子生徒さんがいたり…。一年間の優秀な成績を上げた人の表彰があり、頼もしい存在に期待が膨らんだ。一般の参加種目は、リクレーション的なものが主になってしまったが、小中学生さんなど現役の純粋なスポーツに励む人の活躍は、何よりもうれしい。運動場の周辺に、テントを立てる余地がないほどに賑わった運動会、一年に一度のこと、全町が顔をそろえられる様にさらなる努力が必要と感じた。