心からありがとう…

 田んぼの仕事が忙しくなるまでに・・・そして、私の体の動ける間に…と子供たちが話をまとめてくれて、3月16日17日の2日掛けて私をお伊勢参りにつていってくれた。看護師をしている娘も休暇が取れたといい、長男次男揃って「車いすであっても、これだけいたら何とかなるやろ…」と、本当にありがたいことだった。

 お伊勢さんの参道は人でいっぱい、石畳の長い上り坂、家のお母さんが、「ごめんなさい、車いす、通してください・・・」と先導してくれる。階段は、よいしょとかきあげて・・・正殿について手を合わせながら、涙がこぼれた。動けない私をこんなにまでしてくれて…ほかの大勢の参拝者も、車椅子に対して、温かい理解を示してくださって嬉しかった。何回も何回も、心からありがとう…と感謝が沸いた。