小学校運動会

 台風接近で延び延びになっていた彦根市内の公立小学校の運動会が、一斉に開かれた。我が地区の学校は、市内でも一番の小規模校、全校生96人。
競技は4色対抗から3色に、そしてついに本年は2色と寂しくなっていた。一年に一度の運動会、地域全体で盛り上げたいと、稲村江州音頭を毎年踊っていたのだが、本年も、民生委員さん方が音頭棚を作り、同窓生の私の学年のものが音頭を取り、昼食時のにぎやかしとした。

 唱和31年春卒業の歌い手さん、しっかりと踊りの浴衣を着て、子供たちを喜ばせてくれた。校歌の中に地域の情景を読み込んで、良いとこどりの歌い文句(作詞は私なのだが、…)もう、10数年以上続いている。
今年唄ってくれた彼女は、車押さないと動けないの…と明るく笑って快く引き受けてくれた。あいの手を打つ私も、杖つかないとダメなの…と似た者同志、もうこれが最後かもね…と言いながら、それても「元気で、また来年もお願いね・・・」と別れた。小さな田舎の学校だからこその助っ人だ。感謝