俳句会

 いままで超忙しかった人が、一気に暇になる。ほっとするのと同時に思考が停止して危険な状態に、今あなたがその時期だ…と名指ししてお誘いを受け、稲枝俳壇に参加した。
若いころ、役場の互助会で上司が「汀会」で吟行を楽しんでおられた。有線放送もあって、月一回の放送には投稿し、素人ながら楽しんでいたのだが、彦根市に合併以来とんとご無沙汰の落ちこほれ…その頃の句で一番気に入っていたのが、  つばくらに 詫びて朝寝の 戸を開ける

 要するに認知症になりかねないと気にかけていただいたのだが、何せ50年句を詠んだことがない。五・七・五の中に、必ず季語を入れること…これは知っていたが、季重ねになったり、言葉が切れ切れになったり、調子が整はなかったり…とか,解ったような分からないような講釈、肩が凝る。それでも大先輩方は頷きながら楽しんでおられる。

青嵐(季題) 
  神居るか 如くに山揺れ 青嵐
    …と私の苦心の作

  神在はす 杉の巨木や 青嵐 
    …と宗匠先生が直してくださって「高得点」 

、・・・月例句会が楽しみとなるか苦痛となるか…もう少し頑張ってみよう。認知症を遅らせるために・・・。