445憶5千万円

彦根市の令和元年当初予算がやっと決定する。6月定例会において最終日を待たずに、生活に支障の少しでも影響を減らすため、可決の見通しとなったことが新聞報道された。
今回の総額445億5千万円、既に骨格予算は運用されているので、本年度予算は過去最大に変わりはない。節約した11億7千万円の中から、今回1億9千万円分復活、代表が花火大会やひこにゃん費用という。

 公民館運営費用や学校教育予算、戻ったのだろうか、市民の不満は、花火やひこにゃん予算だけではなかったはずだ。大体、躓きは市庁舎耐震補強工事、ずさんな契約から止まったまんま、掛けた梯子を外す費用を算定の中に…次再開するときには、もう一度組み立てなきゃならないだろうに…

 再開に向け入札かけたものの応札は1社、それも金額オーバーで不落、これでは足下見られて次は業者言いなりの金額にならざるを得ないのではないか、おまけに完成の目途立たず、市役所の家賃は1年遅れで約1億オーバー…これらは全く使わなくてよい費用であったはずです。

 ごみ処理場問題も振り出しに、また調査から始めるという。何べんも行ったり来たり…もううんざりです。審議会も経費のうち、決定事項が総合的判断で突然に変わって議会反発…なぜ総合的判断の理解が得られる様の説明が審議会で進められてこなかったのか、不思議なことばかりです。先日の一般説明会でも、「今回アンケートにより総合的判断をして決めます・・・」とか、こういいながら総合的判断の詳細説明はなかった。

 国体を控え、費用がかさむことは予見できるものの、無駄遣いが多いことに市民は怒り心頭。最近の近隣の会」での首長挨拶の中に、湖東エリアの核である彦根市さんの活力に期待する…等の皮肉メッセージを聞く。席をはずれれば、「彦根市さん、大丈夫ですか?…」の声。

 行政に一番詳しいのは市職員さん、「我々で苦境を切り抜ける!」・・・の信念で頑張っていただきたい。自らが市長になったつもりで…市長の相談役は、市職員さんであるべきです。(外部に相談しているが皆さんに理解していただけなくて…では困ります。)