内水排除

琵琶湖の増水によって水害の出る一番早い地域はどこ?
昭和の30年代半ば、伊勢湾台風や第二室戸台風にこっぴどくやられて、水害の苦労をいやというほど舐めていた我が地域。この地域が滋賀で一番低い土地だ…と父から聞いていた。長引く水害によって秋の収穫が皆無と分かってから、第一次構造改善事業に着手し、その出役労賃で一年を食つなぐ手段を選択土地基盤整備事業に取り組むことに決断した稲枝の湖岸一帯。その後も琵琶湖が増水するたび、道を船が越える時代は続いていた。琵琶湖総合開発が始まって、これで救われるか…と期待したものの、内水排除の樋門はできても、その排水には特別なポンプの設置までは至っていない。

 県議会に行ってから、何度この問題を訴えてきただろう。強力な排水ポンプ場があっても、そこまで水を誘導する水路が整備されないまま今日に至った。
それが今、調査段階に入った。何を今さら…との不満はあるが、これだけ国土強靭化が叫ばれて予算配慮された今、今だからこそ実現にむけ最短距離で着工していただけるよう切に願う。

 本日愛西土地改良区通常総代会挨拶の中で皆さんに訴えた。地域の積年の願い、何が何でも成就していたただきたい。連結だけでなく効果ある川幅を確保すること等、万全を期していたただけるよう願う。