お御堂に集う

 我が町内、妙光寺尼講の新年会の日、他に用事もあるため最初だけ出席した。門徒約40軒ばかりの中で、私の会員NOは17番。私の後に入会者はなし…。ここ何年かこの状態が続いてきた。世は高齢化と言われて該当年齢者はほとんどの家におられるはずなのに…。

 お寺に関する仏教婦人会は、大体、若い世代が結婚し若嫁さんができるまでが仏教婦人会、いわゆる佛婦。若嫁さんが佛婦に入られると今までの佛婦会員が尼講に入ることとなる。しかし、信仰の世界、若い女性にこのお寺に参りなさい…と言えない状況にあるのだろうか。そもそも佛婦に入る人が少なくなって廃部になってしまった。だったら、当然尼講に入れば・・・と思うのだが、そうではないらしい。

 今年になってこの門徒内で3人の亡くなる人があった。高齢社会の現実が目の前に現れているのに、人々の心がお寺から離れている。お御堂に集う機会を多くして語らいの場にすることがもっと心安くできるといいのに…。今年私が世話係…とのこと。この後の役員になる人がいないという中で、楽しいお寺喫茶が開けたら…と思った。面白いかも…暇と少しのお金が必要だが…