いただきます・ごちそうさま

 聞いた話の受け売りですが、とてもいい話のおすそわけです。
「もったいない・・・」という言葉は、日本独特の言葉だそうです。それと同じように、「いただきます・ごちそうさま・・・」も日本だけの固有の当然なるもの。文句なしに世界に誇れる心を伴う言葉です。

 ごちそうの前にお箸が一番手前に横向きに揃えてあります。これは、神様や仏様にお供えしたものの自分との境界線。(外国。西洋料理では、ナイフやフォークは右に縦に並びます。)お料理は橋を境に向こう側に仏様、神様にお供えしたもの。それを人がいただくのだから、≪いただきます。≫ 美味しくいただいたのだから《ごちそうさま》…なるほどなと聞いてきたところです。

 …こんなことを聞かせていただいて、そうか、中国でもそうだった。テーブルに坐したらすぐさまごちそうを口にする。何か手を合わせて≪いただきます≫ぐらいはみんなで言って食べ始めたらいいのに…と思っていたものですから、納得・・・でした。町内のお寺の尼講さんにお参りして、そんな話をしてきました。