台風による農業被害

 台風21号は甚大な爪痕を残した。本来なら被覆されているであろう苺ハウス、まだつぶれたまま、再生は困難と判断されたのだろう。昭和40年代後半から、づっと続けてこられた仲間であるだけに胸が痛む。しかし、・・・

 今回の被害は甚大であり国で激甚災害が認められ補助率が90%復旧支援されるという。しかし、これもつぶれたハウスを取り除き、次なるハウスを建設して再び作物を栽培するものにのみ与えられるもの、もうやめた…には支援は与えられない。
集団で取り組んでこられた栽培については、スタートの時の支援も比較的得やすいし、災害を受けた時にも、地域協議会の構成員でありスムースに対象となる。個人で取り組んでこられた方については、せいぜいご本人が入っておられる共済がおりる程度。

 栽培に対する情熱・根性は、集団に劣るものでない。今日までの努力に対して、個人経営に対しても助成が与えられないものだろうか…。イチゴの促成なら、もうそろそろ蕾の上がる頃。常なら電照のまばゆいころだけど、真っ暗のまま、気の毒でならない。