稲枝駅西口、いつになったら…

 稲枝駅西口に通じる道路の先行きが見込めない。せっかく新しい駅は作ってもらえたのに、稲部遺跡が出土したお陰て、道路工事ができなくなった。その辺り一帯遺跡公園として国の遺跡認定を受けたのち保存するという。
説明を聞けばその面積たるや4haにも及ぶ。その内の約半分は、現状保存のため芝を張るとのこと。話を聞いたとたんに、稲枝駅西口一帯が大草の中に埋もれてしまう。これではまた狐や狸の出るところ…に戻ってしまいそう…と感じた。、

 キツネや狸の出るところ・・・とは、かってイオングル-プが関西に進出するに際し、土地を探しに来た。まず三重県から入るにあたって滋賀の湖東地域、ちょうど未開発のままで田んぼが荒れ状況の稲枝駅西側一帯に目を付け、土地条件(安いだろう?)、消費人口圏域等考えると、(琵琶湖まで距離がある。)道路状況は良し・・・ここは最適と意欲を燃やされた時期があった。キツネや狸の出そうな表現はされても、基盤整理がされていなかった程度て、農地が荒れていたわけではない。しかし、芝を張っただけではその管理は行き届かなく、それこそ大草原になりかねない。こんな姿を想像して稲枝の将来があるだろうか。

 公園内には資料館を作り出土品を展示したり、見学者の説明会などを開き図書館を併設…と言われるが、それいつのこと?…といぶかしくなる。その待つ間にも地域の若者はどんどん外に出ていってしまうではないか…
不満を訴えた市長選も終わり、最低の投票率にもかかわらず批判票は前回の倍(4000票大久保氏より多かった。)ありながら大久保市政が再スタートした。今日も来所された方の嘆きを聞くに、みんなももっと真剣に考えんと…反対派の候補が二人も出ていては負けるに決まっとるわ…と吐き捨てるように言われた。耳痛かったが一本化できなかった自民勢力の反省会は、未だない。