捲土重来

 〈二之湯さん、どうするんやろう? ・・・〉話題がこんなことから始まります。参議院の6年という任期を考えると厳しい現実はあるけれど、この6年を今まで行き届かなかった滋賀を知るたいせつな顔つなぎ時間にする必要を感じる。

 かつて、小西哲衆議院議員がそうだった。相手は当時ときめいていた武村正義さきがけ党首…。小選挙区になって最初のころ、奥さんと手分けして寒い冬の湖北を一軒一軒回られていた。閉ざされたへき地を回ることによって、その土地の人々の心情がわかる。「この雪の中、よう来なさったねぇ…」と家の中に入れていただけた人の心の温かさ、涙が出ました…」と、のちに奥さんの豊子さんに聞いたことがある。選挙ってそうしたものだろう。

 二之湯さん、6年後で48歳。何でもできる人だから、どんな人生選ばれるのも可能だけれど、捲土重来に徹して頑張ってほしい。心からそう思う。でないと、此処まで激戦、応援した有権者の気持ち、誰が受け取ってくれるの・・・・