お隣さん

 つい先日より、いつも畑に通ってこられるお隣さんの姿が見えない。気になって、昨夕も家に行ってみたがカギ、そしてきれいに片付いていて手押し車も出ていない。

 今朝も行ってみたが、やはり様子は変わらず静かなまま。ところが本日午後。事務所にいるとコロコロと手押し車の音…「◎◎さん!・・・ちょっと寄って…」
 どこかに行っておられたのか聞くと、家に居た…言われる。 一人暮らし…家の前栽の草取りをしていたときに、築山の上から転がり落ちたのだという。そんなに高くはないのだが、痛くって痛くって…足のすねにひびが入って、…と見せられた足は、青紫にはれ上がって痛々しい。

 一人暮らし、80にもなるとやはり無理…。心配してくれるのよ…と言われるのに言葉を続けて、「お世話になるけど、頼むわね…と頼みなさい…」という私。これから、こういう家が多く出てくる。寝ていてコプラ返しで足が引きつる痛さ…心配の数々を話さる。話を聞くだけでは、解決にならない。何とか若世代に理解が得られるといいのだが…。