まんまんちゃん、ありがとう…

 朝5時、能登川の朝起き会場にてお話しさせていただきました。普段より常に参加しているわけでなく、心苦しくはあったのですが、乞われるままにマイクの前に…。報恩講の時に聞いたお説教の中から、思い出して「なんでまんまんちゃんにご飯備えるの? 」と聞く子供に、≪毎日お魚やお肉食べるよね、みんな生きている命をもらって生活しているんだよ、畑の大根も、エイッと引き抜いて頭をとばし煮物にしたり・・・、だから、ありがとう・・・ってお花やお灯りやおぶっぱんを供えるんだよ…。

 今年の秋の収穫は散々だった。農家は度重なる台風や水害で近年まれなる減収を余儀なくされた。大きな赤字が出て厳しいやりくり・・・そんな中でも、やっと報恩講を勤めることができた。親戚の人にもお詣りしてもらって、ご先祖さんに報告もできた。これって、ご先祖さんのお陰て、親戚の人もお参りしていただいたんだと思う。阿弥陀さんのおかげで、皆さん集まっていただいたのだと思う。親戚の皆さん、ありがとうございます。来年こそ、取り返すべく頑張ります。親鸞さんのおかげです…。とあいさつした息子に、ごえんさんが涙してくださった話…
親子で文句ばかりの私だが、ご恩を感じる人に育ってくれたことに皆さんのおかげと感謝しています。…年の初め、どうぞこれが言葉だけでなく、本心そう感じていてくれるように願っています。多くの人はお母さん方、涙が込み上げて…と感想を聞かせてくださいました。
平成から新しい元号へ…でも呼び名が変わるだけでいい時代は作れません。荒廃した戦後の復興に、初代会長先生が倫理の実践を灯としてかかげ、それに共鳴し誠心の実践に務めていただいた方々のおかげで、今日があります。あたらしい時代、みんなの倫理実践で幸せな社会を作っていきたいものです…、。