大忙しの屋根屋さん

 ひんやりとした朝だった。北海道では130年ぶりにこの季節氷が張ったという。被災地の皆さんに厳しい冬が近づいていることに気がかりだ。
 先日の台風で傷んだ屋根の修理に、梯子を持って職人さんが来ていただいた。ここの部分だけだ・・・といいながら、「いっぺんに仰山仕事貰っても回れない…」と被害を受けて修理の依頼が後を切らないことを話しておいでだった。大工さんも同様らしい。あっちでもこっちでも瓦が飛んだ、屋根がまくれた。シャッターが折れた…湖岸の方が被害が大きかったようだ。

 早朝、畑に出た。日の出は遅い、ひんやり…もうこんな季節になったのか。白菜の播種は9月5日を過ぎると結球が十分に進まない・・。過去の経験から、遅くとも撒き直しは9月5日まで…と感じてきていたが、近年の温暖化でもう少しぐらいはいいだろうと甘えの部分もあるにはある。しかし、中にこんなにひんやりとした時期が来るとやはり…隣の奥さんが、「もうまき直しはあかんから苗を買ってきたの…」と言いながら畑に出てこられた事は正解だろう。

 直播の白菜を、欠けたところに補植しながら中打ちをする。湿った土がふんわりとして途端に大きくなったように見える。緑の増した畑を見ると実に気持ちはいい、しかし、腰の痛さは隠しようもない。隣の畑の奥さんと、腰ベルトが楽だとか…他愛ない話をしながら時間を過ごす。これも高齢者が元気で暮らす一つの方法…
一週間前議運の結果がFAXで届いた。定例会が間もなくだ…今回は台風被害が質問に多く出ることだろう…。