議会質問

 議会には代表質問と一般質問がある。代表は会派を代表してという事であり、滋賀県議会では構成員5人以上で認められている関係上、自由民主党県議会議員団とチーム滋賀の2会派だ。かっては、此処に対話の会が5人存在したことがあったが,今では少し寂しい…公明党、共産党、そして良知会の皆さんが、代表質問の機会が得られずに、ここぞとばかりに個人による一般質問をされる。

 しかし、質問の在り方が、現状を聞き出すことやどこかの先進事例を挙げてそれにならうことを求めたり、滋賀県政の重大案件から離れたところでの話題が多く問題は何? と首をかしげたくなる。本会議場のどこかで。「それでどうやというんや? 」、「私はこれだけ知っています…という事か」、「聞くだけなら、事前に聞いておけ…」と…様々のヤジが飛ぶ。

 確かに、我が町のことだけを特段取り上げる人もあり、、滋賀県議会がそれだけでいいのかなとも思う。議会の質問はもっと格調高く…と指摘されるのもわかるが、だったらお手本示してくださいよ…と思ってしまう。緊張でぽうっと上がってしまい、息の弾むこともあるが、職員の皆さんは笑っておられるだろう…。廊下ですれ違った名前の知らない職員さんから、質問についての感想伝えてくださる方に出会うと、議場だけでなく多くの人が聞き耳を立てていてくださることにさらに幼稚な質問を反省することしきりだ。

 一般質問の最後に、関連質問が許されるが、今回は佐藤議員が、「近代美術館」について質問された。いったん立ち止まり・・・の知事発言に将来にわたって県民の誇りになりうる美術館をつくるためにと厳しい提言をされたように思う。

 阪神淡路大震災の後、兵庫県が神戸に建設された神戸国際会館国際ホール、見事だった。震災のこういう厳しい時だからこそ、県民の誇りとなるものを建てよう…こんな気持ちを滋賀県の新しい美術館に求めたいと思う。、、