祝辞

・・・の記念式典。あちこちから祝辞の依頼がある。議長時代には、担当していただく秘書さんが随分とカバーしてくださって、紅白のリボンを付けた祝辞を準備していただいた。有難いことであった。
 地域では新年度が始まったこの時期、あちこちで総会や記念式典が開かれる
。緊張の一瞬は、壇上に向けられた視線に、一瞬頭の中が真っ白になる・・・早く、言葉を探さねば…何度かこうしたハラハラを体験してきた。話している途中にも、言葉につまった時、体中の血が固まったように感じる。でも、記念式典となると、主催者さんの意向を考えるとへまはできない、その雰囲気ががくんと落ちるような失礼は、絶対してはならないと考えている。

 それにはしっかりとした祝辞を前もって準備し、忠実に読み上げる…に限る・・・少しだけ会場の雰囲気などを取り込むと、柔らかさが溶け込んで馴染みが出やすい。頼るものが手元にあると、それはそれで落ち着くことができる。午後、雨の降りだしを幸いに近々にあるお祝いのご挨拶を書き上げた。自作だから自信はないが、パソコンに打ち込んで装丁、秘書さんがおられると、こうしたことは全部準備してくださるのだけどね…。そばにいる主人は、会社が違う…と言わんばかり。雨が降るとほっこりしたひと時を過ごすことができます。