新しい消防車

 彦根消防第15分団に、新しい消防車が入った。今日はその入魂式。平成12年に配車された1号車、17年頑張ってくれた。その間に地域の消防活動でずいぶんと活躍してくれた。最近冬場の火事は少なくなったというものの、我が町内でもお世話になったこともある。紅白の幕の張られたコンクリートの車庫は深々と冷える。この消防車庫も、彦根市になってから30年ぐらいたって、やっと建てていただいたものだ。二階で体を休める畳の部屋、地元としては床を入れてほしい、机も欲しい…・いろいろな願いがあったけれど、地元でしなさい…。

 稲枝の連合自治会は、今まで随分と団結が強く、何事も素直で言われると自分たちでなんとかしなきゃ…と活動してきた。神事の後の放水式、ちいさな子供を連れた親子連れが赤い消防車の放水に喜んで見入っていた。参列者は体を固くして震えあがっている側で…その後の祝賀会、もちろん稲枝地区連合自治会主催、新しい消防車に訓練を重ね熟知していただいて、まさかの時にはいち早く活動していただけるよう願っています。新消防車、有難いこと、心に油断の火を消して…暖かに冬を越したいものです。余ほど寒かったのでしょう。事務所に帰るなり、首巻も防寒コートもそのままに炬燵でぐつすり、来客に起こされびっくり…あたりは暗くなっていました。