無残松の木

 湖周道路を大津に向かう。当然ながら琵琶湖畔。…先日の台風襲撃により、湖岸に生えている松の木が、数えきれないほどに倒れている。無残な姿は風の強さが尋常でなかったことを物語っている。信号で止まる。湖岸を見ると10本ぐらいはその場で倒れているのを確認することができる。マイアミ。あやめ…そのあたりでは100本を下らないだろう。砂浜の奥に沼地のように水の溜まっているところがある。軒並み松が倒れて・・・えらいことだ・・・。湖岸の流木も…山のよう、まだ水面に浮いているのも延々…。

 ハウス団地の惨状も気の毒でならない。骨ごとバッサリ潰されているもの、中の作物はもちろんのこと収穫は望めそうにない。私はイチゴを栽培していたことがある。半促成栽培においてはちょうどこの時期植え付けの時期。パイプがくっしゃりと潰されていては、これを建て直す手間は今からでは間に合わないだろう。自転車に乗った農家の女性が、現場を確かめて立ち去られた。私だったら、今年は断念して苗売りに切り替えるだろう。

 秋冬野菜を植えられている田んぼに、まるで田植え期のようになみなみの水がついている。これも酸欠でお天気が回復すると同時に萎れてしまう。どうしたらいいのか…
またまたこの後台風22号が同じ進路で今週末頃来るのだという。我が家でも作業場のシャッターが押し込まれてしまった。大木になっていた雑木が倒れて。ちとやそっとに切り出せないでいる。
湖西線は電柱が倒れて不通…。通勤の皆さんはさぞかし難渋。どうされているのだろう。昨日は名神も止まって大津まで行くのに2時間40分かかった。台風のバカ力には、まったくお手上げ…。時ならぬ台風で、やはり油断があったのか…。選挙の開票で、当選の報を受けても万歳もなく…こんなことはもう御免です。