訃報

 このところ訃報が続いている。元彦根市議会の重鎮、「遠崎成吉氏」が102歳でお亡くなりになったことが、主宰されていた近江同盟新聞で報道されていた。すごい、102歳ですって…。選挙の個人演説会をするたびに、聴衆の中にそのお顔を見つけていた。思い出の中に、彦根市商工会館で衆議院選挙の上野健一郎個人演説会。壇上から遠崎先生を見つけた私は、思わず「会場の中に、うれしい応援団のお顔が見えました。遠崎先生、どうぞお立ち下さい…」

 いやぁー、そんなに言うことないよ…と言いながらも、「年が変わったら、100歳になります。いい国づくりのために…」と応援の言葉をいただいたのが、ついこの間のようです。
まだ、PTAの役員をしていたころ、市議会議長として何度かお話を聞いたことがある。独特の少しだみ声で、学校建設についてまるで市長のごとく、建築の粋を集めた学校建設を語っておられた。原稿に頼らず、分かりやすい語り口調は印象に残った。

 従軍し自らの体にずっと弾を抱えたまま…傷痍軍人会の活動や、防衛協会の活動にも全力で取り組んでおられた姿が懐かしい。…僕の家内は稲部の出身や、頑張れよな…と気さくに声をかけていただいた。そうそう、大の山下元利先生の支援者であったことも、身近な存在の先生と感じたのかもしれない。100歳を超えてまで、同盟者に出社しておられたのだから、さすがにお偉い方だった…と改めて敬服する。心から哀悼の意を表します。