報恩講

 秋も終わりに近づくと、私たちの地域では各家で報恩講を勤めます。お寺様の報恩講が済んだころか、お寺様の日程を取り合うようにして一巡するのです。今晩は、親戚のうちで勤まりお説教ののちは全員で食事を共にします。今は本当に簡単になりましたが、朝から準備して年の一大行事でもありました。

 家に寄り集まる機会の少なくなった今日、報恩講こそ久々の懇談の場となり普段疎遠の情報交換が始まります。一時期もてなしが大変段らと、お茶とケーキで…と申し合わせて行っていましたが、なんとも味気なく、晩秋の寒さの中ではあったかなご飯とお味噌汁…と昔に戻っていきました。家々によって様々ですが、野菜を主にした精進手料理でいただきます。おばあちゃんの出番が大きいのですが、わずらわしさ?を除いたときには、こうしたご縁を大切にした集まりの機会をより多く持つことが高齢社会で地域ができることとして大変重要手セあると思います。

 地域で集まり…には、親戚に限らずどの人もこの人もの呼びかけが勿論ですが、それならば昨日に記した新興団地の今日において、努力していただく方々はこれからが活動の全盛期になるでしょう。介護施設が果たしてきた介護支援1・2級の支援役割を我々世代が担っていく、そんな意気込み?…親戚の報恩講を機に考えたところです。