おけそくつき

 霧がかかってこの季節特有のお天気です。乗用車のバンバが何かに引っかかったのか外れて、こりゃダメだ。とにかく電車に乗らないと・・・とそのままですべり見込み。ヤレヤレ間に合った。うつらうつらしていると、前の席から「これ開けてください」と缶コーヒーを差し出して言われます。爪がないから開けられないので・・・と言う理由がついてきました。手に持ち開缶して渡すと、「寝てはるのに有難う」と何かしら、がさがさと食べておられます。あっけにとられていると、「アンコウは魚ですか、美味しいですか。今日は雨が降りますか、天気予報は当たりますか、」変なこという人やなぁ・・・暫くすると鞄の中をがさがさ探しだされました. でもないらしく、今度はポケットです。口元にはラーメンの汁がいっぱいついています。服の襟を引っ張って・・・その動作で私がティッシュを差し出すと、「有難う」ぐにぐにと口の周りを拭いて、「仕事に行くの・・・」

 お仕事あってよかったですね。職場の皆さんと仲良くガンバッテお仕事続けてね・・・そこまでは親切なおばさんでよかったのですが、彼女の降りたのは草津。居眠りの続きが始まって、「ここどこ? 見慣れない景色・・・ひょっとして大津はもう・・・・」。あわてて降りたものの、ホームには山科。でも、快速も普通も停まる駅は、便利でした。今年の乗り越し納めになるように、気をつけます。

 23日に報恩講を勤める予定で居ますが、明日は本会議の最終、夜の懇親会もあり早くに戻れません。夕方おけそくつきをしよう・・・と主人。お母さんに伝えると、いつまでかかりますか? 何で? 今夜はバレー・・・・・あぁそう。 話を聞いていた来客さんが、はよう蒸して来・・・・といってくださったけれど、話は通じませんでした。餅は丸めるだけ・・・のようでその他の準備はひとりでにできると思い込んでいるのでしょう。前日におけそく出来ますか? と聞いた時、ちぎって丸めるのですね・・・息子も、農業祭でいつもきな粉餅作っているので出来るやろ・・・・・なんて言っていたが、信じなくてよかった。もう、そろそろ蒸しが上がってくるころ、ガンバッテおばぁさんの出番です。