ビッグなご馳走

 わが家は田舎の旧い家です。今では使わなくなった道具がたくさん埃を冠っています。そんな中の一つに大きな羽釜があるのですが、こんな大きな釜でご飯を炊くことはまずありません。近年になって、我が家のお母さんが、この釜でおでんやカレーを作ってくれます。家の外に廃材の乾燥機の埃だしの筒を使ってかまどを作り、ブロックを積み上げハガマをかけてぐつぐつ煮込むのです。普段家で使うお鍋の類とは比べ物になりません。
 落ち葉や廃材を燃料として時間をかけて煮込むのです
それが何ともおいしいと好評を得ています。量も量ですから近所に住む子供たちも鍋をもってやってきます。昨夜はそのカレーのご馳走でした。出番のなくなった釜に光を当ててもらったようで感謝しています。