かぶとむし

 早朝、仕事場に何かが飛び込んできた。カブトムシだ。それも立派な兜をつけた「オス」…男の子がいたら喜ぶだろうに…と自分の子供たちのころを思い返していた。愛知川の堤防に毎夜、カブト掴みに行って、多万灯祭でお金に換えて、夏休み旅行した(苦笑)ことなど。
 配達から帰っても、まだ逃げもせずカブトが壁にべつたり…そうだ、隣の男の子にあげたらどうだろう・・・きっと喜ぶと思うよ…と提案、今まで一度も話したことのない若いお母さんに声を…。小さな男の子が喜んで、早速に虫かごに…「喜んでくれた」と勇んで帰ってきた主人。何となくうれしそうだった。
今日は七夕、何かいいことあるといいな…とは思っていたが、うれしいプレゼントができた。これだけでも、今日は幸せな気持ちを味わうことができた七夕となった。