悲しい出来事

 とんでもない出来事が、我が町内におきました。28日深夜、豆腐製造のため起き出した寝ぼけ眼の私の耳に、けたたましい消防車のサイレン。。。また事故かな?と思いながら、仕事に取り掛かった。まなしに電気が消えた。又消防車が走る。外の闇に家のかたちがくっきりするほど火の手が上がっている。「火事だー、火事だあ…」大声をあげながら家族に知らせに走る。辺りはまっくら、ぶち当たりながら…、 近い と直感した。

 とっさの時の右往左往、動けない足も通うことが分かった。公民館まで200メートルぐらい、次第に人がひしめく中を、必死でおばあちゃん車を押して歩く…一度の休みもなく到着、心配なのは火元らしき家の、一人暮らしの女性。安否は全く不明、誰もが、たぶん逃げられていないだろう…と

 普段地域より隔離された状態で暮らしていると、こうした火災には、いろいろの援護策も無力。縁者を探す書類も、停電では話にならない懐中電灯の明かり、しかも、私自身メガネもかけていないことに気付く、ほとほと・・・自治会においてある発電機も一台や二台では無理、自治会の役員は、パソコンの立ち上がりが遅い・・メといらだつ、電話は通じない・、気ばかりセクがどうにもならない。車のライトや火事の明かりで…皮事この上なし、電灯の無い状態なんて、考えてもいなかった、当然考えられた現実なのに・・・。火災が起きて2日目だけど、新聞報道には、一人暮らしの女性の安否は確認されていない・・・と報道されている。恐ろしく悲しい出来事でした。町内のお知らせも、まだ届かない状態で事件後2晩目を迎えようとしている。