秋晴れ

 素晴らしいお天気、広い空一面真っ青・・・台風が近づいているそうだが、…
足腰が痛いのは承知だが、思い切ってせんざいの草取りに入った。夏に除草して以来、僅かに2カ月弱なのに、なんと見事に茂っている。今回の草の中で特に多いのが「カラスのまくら」。まだ実にはなっていない。

 カラスのまくらは、緑色の濃いつる葉の間に、だいだい色の濃い楕円形の枕が実をつける。子供のころには藪に入ってこれを取ったが、熟したその実の中には、大黒様が入っておられて、なんだか幸せになったような気分で、きゃあきゃあはしゃいでいた。

 ここまで書くと、わが家のせんざいがいかにも藪の様になっているそうに思えるが、そんなにひどくはなく、私の知る限り、大木のモチノキ、松、ツバキなど何本かの木は伐採せざるを得なかったが、新しい木として近年「百日紅」を植えた。築山の下には、防空壕が掘ってあって、空襲の度にもぐっていたのだろう。・・・いろんなことを思いながら、約2時間、きれいになった。気持ちよい秋晴れだからこそで、ムカデにも出会わずにほっとしている。気がかりが一つ解決、やれやれでした。