78歳を迎えて

 朝から「お誕生日おめでとう…」と、あちこちから声をかけていただく。正直言って自分でも忘れていた。何しろ農家で一番の取入れ時、やっと日が過ぎてから、あぁ、誕生日だった・・・・・というのがほとんどだった。

 私の両親は、最後まで私を助けてくれた。イチゴに野菜に…と仕事を追っかけてばかりいた私、いやともいわずに、一緒に夢を追っかけてくれた。今の私が、果たして息子の応援団にかなっているかは、甚だ疑問。78歳、あっという間だったように思う。人生を振り返るならお世話になつた多くの皆さんに、出来ることで恩返ししたい。、これだけのドラマを経験することは、感謝あるのみ。大勢の皆さんのおかげだ。

 体は次第に動きづらくなっている。せめて気持ちだけはいつまでも前向きに…がんばろう。幸せな一日だつた。