乳母車登場

 1月生まれの我が家の秋田犬、体重が9キロを超えた。抱いて歩くには重くって、…遂に「乳母車」の登場となった。家孫の誕生に合わせて準備していたものだが、町内でその後生まれた赤ちゃんに使ってもらって、もう20年になる。世話になった赤ちゃんは4人、大した働きだった。その後の処分も、私が年老いて歩行困難になった時に、押して歩くから…と残しておいたものだが、ここにきて犬の散歩に登場したものだ。

 今日は春祭り、鐘も太鼓もならない寂しい祭りではあるが、お天気だけは素晴らしくいい。温かな陽射しの中をのんびりと、大きな乳母車にのっけてもらった「ジージ」がきょとんと乗っている。隣のお婆ちゃんが、「今通った犬を乗せた人だれ? ・・・」「あれ、うちの孫。・・・」マスクをかけて帽子をかぶって、犬を乳母車に乗せて…変な人…と見えたに違いない。おみこしの出ない春祭り、変わったお練りでした。