もう桜が・・・

 梅は咲いたか 桜はまだかいな…  風流なことだが、今世はコロナで気分はそれどころでない。年度末を迎え、一年の締めくくりや来年の事業計画も立てねばならないが、てきぱきと進めるわけにもいかない。もどかしい時を過ごしている。

これから卒業式を迎えるが、今の子供たちは本当にかわいそう。学校での思い出は、すべてのものが中止になって、将来、思い出として残るものが極端に少ないのではなかろうか。認知症になったおばあちゃんに、大丈夫、思い出まではとられない・・・と歌った歌手がいたようだが、人の記憶は、昔々のことはいつまでも残っているもの・・・いろいろな形で思い出が残る学校生活が送ってもらいたいものだ。

 車の窓から、「おや、桜・・・?」薄い桜色が木一面に咲いている。梅ならもう少し強い力を感じるが、パッと咲いた・・・・という感じ。これは桜だ。次に見かけた木も桜、間違いなし…そうだ。雨があり、気温がぐっと上がったとたんに「彼岸桜⦅サクランボのなる木⦆が一気に開花した様子。畑の大根や白菜、カブ・・・の後始末を終えて、モロッコインゲンを播種した。隣の奥さんもジャガイモを植えられて、温かい雨は次なる作物をすでに育てている。作物が動き出すのは有難いが、啓蟄も過ぎた事だし、嫌な害虫が動き出すのも間もなくだろう…。忙しくもなるが待ち遠しいこの頃である。