老化・・・例外はありませんね

 一昨日、彦根市の成人式があった。わが家で一番下の孫娘、コロナのの影響でたった30分の式典だけど、『よく開いてくださる…』と喜んで出かけて行った。主人は今満79歳。振袖の孫娘に目を細めながら、今夜はもうちっとといただこうか・・・・・と、晩酌を追加した。

 家族での夕食のこと。息子夫婦と孫娘と私とそして主人・・・5人。晩酌の長くなる前に私は隠居に下がったがその直後、追っかけるように、「おばあちゃん、おじいちゃんの心臓を上にして寝かせてあげて・・・」と言ってきた。
何が起こったの? ドキドキした。

 話しながら食事を楽しんでいた主人、気がつくと痰が絡んだような音がして倒れ込んだという。お母ちゃんと孫娘、看護のわずかな知識がプラスして、適格な処置で顔色も戻り、呼吸も落ち着いて・・・・・息子は、「救急車呼ぼうか・・・」とおろおろしたという。喜んだ祝いの晩の出来事だが、事なきを得ている。主人に聞いても、しんどいことも苦しいことも感じなかった。何が起きたか自分では感じていない・・・という。
 普段元気元気と思っている私たち、もう相当な年になっている。例えば新聞に名前が載っても、「ああ、そう…」もうそんな年齢に来ているのか。後、主人と…「もし、それがお迎えなら、苦しみも感じずに逝けたら、それはそれで幸せかもね…」と・・・。