たった3人の冠句会

 町内老人会のサークル活動として「冠句会」を開いている。議員に在職中は、御世話係さんにすっかりもたれてしまっていたので、卒業したらお返しするから…と今事務局を預かっている。

 ところが。老人会のお若い年代さんには関心がないらしく、新入会者が出てこない。高齢になると故障者も出て、欠席が多い。本日、9月選句会を開いたけれど、集まれたのはたったの3人。寂しいなぁ…と思いながらも、年寄りらしく熱いお茶をいれて・・・(冷たいのではなく、)玉露を味わった。

 たった5つの冠題、ひと月かかって各人が作り、・・・そんなに負担でもないし、この程度の楽しみは続けなければ、…ね、とボケ防止にかんばっている。
   今日の秀句 「せみのこえ」

        せかされる 鳴くひぐらしも あとわずか  
        身の丈に 去年の浴衣は 膝小僧
        のんびりと 歌も飛び出す 風呂の中
        心地よい みのりうれしい 秋の風
        心地よい 残る夜露の 光る朝
        笑顔よし 七難隠して 玉の輿
        笑顔よし ばあばおいでと もみじの手