柔らかな手

 自民党総裁選が間もなく始まる。党員投票は今回ないそうだけど、各県連での人気投票はあるみたい。何かが無ければ、党員は白けてしまうもの・・・
今まで、選挙のたびに中央から応援弁士を迎え,街頭演説会をやってきた。ゲストはいつも時の総裁。彦根市議会から数えると24年になる。その間、女性が少ないこともあって、ほとんど街宣車の屋根に上って、弁士の紹介をしていた。

 まず、登壇の弁士と握手して…
いま出馬意向を示しておられる菅さん、岸田さん、石破さん、そして、今日まで頑張られた安倍さん・・・どの手もぷよぷよとしてふくよかだった。何方の手も、とっても柔らか…毎日激務なのに、お箸より重たいものを持ったことのない手…なんてひとり思っていた。
こんなに柔らかなのに、鉄をも溶かす情熱、石をも砕く強い意志…敬服するばかり、今話題のお三方は、どなたも素晴らしい熱弁家、中でも石破さんの説得力は抜群。噛んで含めるような説明にはなるほど…と。私は講演はさほど好きではなかったが、石破さんの話を聞いてから、何方の話にも興味を持つようになった。結果の見えたような今回の総裁選ではあるが、日本の将来がかかっている。少なくとも、まだ党名も、政策も未決定の新野党連合には任せたくない。…と心底思っている。、