入梅近し

 四国が梅雨入りしたという。天気予報では本日辺りからお天気がぐずつく模様…と報じていた。
 朝の配達出発時は、まだ降りだしてはいなかったが、琵琶湖沖から視界が通らなくなってきた。ぽつぽつ・・・小さな雨粒が当たりだすころ、散歩の人、マラソンの人、そしてサイクリングの人、まだ雨の用意もなくみんな元気に動いていた。

 8時過ぎからワイパーが必要になった時、それでも私は、帰り着いたらすぐに菊を植えなければ…と段取りしていた。晴れ続きで乾いた畑に水をやり続けることは大変なつ労力、足腰の弱った私にはたいへんな苦の種、一度で活着させるためには、天からの貰い水をじっくりと浸透させることが肝心。

 四月、伸びだした昨年の残り株の新芽を、発泡スチロールに割りばしで穴を開け、そこに菊の芽を差し込んで水に浮かべること約1か月、いっぱいの元気な白根が出ている。それを土に定植することで、簡単に増殖が可能。
田植えのまだ終わらない息子には悪いけれど、入梅近し・・・は私にとってありがたい歓迎ものだ。一昨日播種したインゲン豆も、これですぐ発芽することだろう…。