冠句会

 我が町の老人会で毎月冠句会に集い、僅かな人数であるが楽しんでいる。お正月の冠題に、
化粧して 神々しきや 富士の山
自分の作としては気に入っているのだが、果たしてどんな評価?が得られるのだろう。若いころ、稲枝町役場の職員互助会で、先輩の方に見様見真似で楽しんできた。

 いろはにほへと・・・・の文字を綴るだけの簡単なものだから、皆さんも入られたらいいのに…とお誘いするけど、なかなか会員は増えない。そんな中に、現有会員が家庭が一人になり、施設に入られたり病院のお世話になったり…寂しい。

 中にご夫婦で参加されている方がある。互いにうまく詠み上げておられる。寝る前のわずかな時間を二人して頭をひねっておられるのかな…と思うと羨ましくもある。運動能力に衰えを感ずる今、せめて冠句で充実を味わいたいと願っている。