早い気づき

 尼講の新年のお参りの日。お参りした全員で正信偈をお努めし、その後新年会で…ちょっとお茶会・・・その席でのこと、

 つい最近まで入院していたの・・・と家族の容態について、お話を聞いた。親戚もいる中で、なぜかご主人の話が分からなくなった。何か変、お医者様に行こう…と言っても「大丈夫…」繰り返しても言うことを聞かれない。お茶飲んでみて…と、   すると、口に入れた途端に飲み込めなくって噴き出されたという。とっさに、「病院・・・」と車で急行した・

 運良く、脳外科の先生が当直で入っていてくださって、「早く気がついてよかったですね…」とごく初期の脳梗塞で、お薬だけで助かったといわれる。ちょっと強めの血液サラサラで…つまりが溶解できたのだとか…。

 脳梗塞は4時間以内に気が付いて手当すれば助かる…とは聞いていたが、お茶やお水が呑み込めなくって…と言う前兆を知らないでいた。仏様の前で、大変なことを教えていただいたようで、びっくりだった。些細なことのようだけど、水の飲み込めないことにこんな病気が潜んでいるとは…知識を持つことは必要だな…と感じたところです。