墓参

 墓参りはお彼岸やお盆のことと思っていた。法事の後には近親者がお参りするのも常であった。身内が最近亡くなった方々は、月命日にはお参りしておられる。親不孝者かもしれないが、お墓にあまりお参りしたことはなかった私だが、今年は結構通ってきた。

 殊勝な気持ちがあってお参りに足を運んだのではない、恥ずかしい話ながら。。。朝、直売所に納品に行く主人、その先々で同じように納品に来られる方の中に、菊を栽培しておられる方がおられて、前日の売れ残りをどうぞ…と、ありがたく頂いて帰ってくる。
 丹精込めて作られているお花、商いの邪魔をしないで、その花をどうしよう…そうだ、お墓参り・・・家の仏様だけでない。戦没者の方もおられる。六地蔵さんも…

 そんなわけで今年の墓参は回を重ねてきた。普段はほとんど人に出会うことはない、でも、お天気さへ良ければ、結構、両親と話をすることもできる。、戦没者の皆さんには心込めてお水を上げる。
そんな時間がとても愛おしく感じる。そんな年にしていただいたのかもしれない。今年も残り1週間、お見守り、ありがとうございました。