久し振りにおから餅

 今度の日曜日に、家の報恩講を勤める予定だ。毎年年末になると、追われるようにしてお勤めしていた。親戚が集まって、一年の無事を報恩感謝のお勤めをする。そのお仏壇に白い丸餅のおけそくさんを供えるのだが、近年各家庭とも雑作なことは敬遠の向き、小さな白い丸い餅を買ってきてお供えしておられる。

 もうすぐお正月だし、此処てまたお鏡を沢山つくことになるので、今回は食べやすくっておいしい「おから餅」を供えることにした。いつものように急に思い立ち、即準備にかかる私のこと、此処に座る直前にもち米をかしてスタンバイ、今夕には餅つき・・・。

・ 豆腐につきもののおからを入れて一緒につきあげるのだが、意外にふわふわとして歯触りが切れやすく、高齢者には喉詰まりがなく安心して食べていただける。塩を少し利かして、変わった触感が大好評。素手根仏様は、またまた河津田餅を供えてくれるね…と苦笑されるかも、とにかく、後をいただく人間の好みで変わる今世のおけそくさんです。