忙中閑

 議会が休会に入った。と言っても明日から常任委員会が始まる。今日はお休み…。朝から延期になっていた共同募金活動に参加。午前7時より稲枝駅に立つ、

 赤い羽根共同募金にご協力お願いします・・・。選挙の時と同じように声を出し続けるものの、おはようの声も帰ってこない。差し出す赤い羽根の入ったティシュを受け取ってくれる人もまばら…。皆さん忙しげに手元のスマホと格闘しながら私たちを無視して通り過ぎて行かれる。

 なんてことなんだろう…いつの頃からこんなに殺風景になったんだろうか。悲しくなった。きれいにお化粧した女子高生であっても、素知らぬ顔で通り過ぎると、「おはよう」位は常識でしょ…と言いたくなる。約1時間近く立っていて、たったの3人さんからしか募金箱に入れていただけなかった。隣に立つ人も同じ…私だけでない。災害続きで、もう募金はしているよ…ならわかるけど。

 ふるさと園に日赤奉仕団のボランティアに行った。懐かしい方々とお会いして、ガラス吹きや車いすの磨き作業に精を出す。多くの部屋が使われないままに閑散としている。「介護の人手が足りないから、空いたままになっている…」とのこと。厳しい現実を目の当たりにする。帰り、同年で早くより入所している友人と面会。言葉は交せなかったけど、見つめる視線と強く握り返してくれる細い手に何とも言えぬ思いになった。これが現実…。介護士不足はあまりにも大きな課題だ。