はるはあけぼの・

 枕草子・・春はあけぼの、やうやうしろくなりゆく山際少しあかりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる。・・・読んだこともないのにこのくだりだけが気に入って、よく使ってきた。冷え込んだ今回の雪だったけれど、一日の内でも気温の変化が著しい。今まで、車のライトをつけ通しだったが、午前7時前になると白んでくる。今朝も、おっ、日の出だ。まだ7時前なのに・・・東の山の雲の切れめから、あたたかなオレンジ色が差し込んだ。

 コロナで外出のままならなかった今冬だけに、暖かな春の日差しが待ち遠しい。毎日の朝の配達を終えて、今日は整骨院にお世話になる日、「調子はいかがですか・・・」、…「寒さがぶり返すと、ジャーンと熱いような瞬間的な痛みを感じます、たぶん神経痛ですね…」その通り…右左、互いに悪い方をかばい合って、荷が過ぎると正常な方が痛みを出すらしい。座骨神経痛と言われて10年余、最初、神経痛と聞いたとき「もうこれは治らない…」と覚悟した。その通り、いまさらあたふたしても始まらない。死ぬまで道連れ、うまく付き合う方法を探すが、今のところそれはない。せめて暖かな春のお照らしのもと、畑に出ること…もうすぐその季節がやってくる。待ち遠しい。今日も、東京オリパラ組織委員会会長の森発言、聞きたくもない報道が、どこまで日本を追い詰めていくのだろうか…。悲しい。