開けない冠句会

 集落内老人会で、冠句の同好会をやっています。私自身は、稲枝役場時代から声をかけていただいて、楽しんできました。年を重ねて老人会員になって町
内の仲間に入れていただいたものの、高齢化とともに次第に参加人数が少なくなり、お世話係も、あんた忙しいから…と変わっていただいてきましたが、議員を退任したので、ご恩返しにと今、事務を担当しています。

 しかし、ここにきて、新型コロナの影響で会を開くことができません。本当にささやかな楽しみですが、残念です。入院されている方であっても、お家の方が作られた句を持参くださり、開冠を楽しみにしていてくださいます。やむなく通信によって継続しようと努力していますが、ささやかな老人の楽しみが残念でなりません。

 投句されたものを一覧表に転写する際、パソコンを使ってきましたが、今回から鉛筆書きとしました。なんと驚くべきことに、まったくと言っていいほど漢字を楷書で書けなくなっていることに驚きです。辞書と見比べながら、まるで小学生みたい…と苦笑。外出自粛、時間はいっぱいあるのですから、少しでも喜んでいただけるよう努力しようと思っています。