お天気やサン

 その日の気分はお天気次第、ご機嫌がお天気に大きく左右され、ご機嫌斜めになる人のことさして、「あの人はお天気やサン、気をつけなさいよ・・・」的な使い方をしている。しかし、体のどこか不自由があって、その日のお天気次第によっては、本当に耐えづらい鈍痛的なものを感じる事がある。最近の私はこんな毎日を送っているのだが、せめて人付き合いは表情に出さないように努めているものの、動きがまどろで、過大な気遣いをさせてしまっていることを申し訳なく思っている。

 朝は雨、あーぁ、今日もこんな日か…とうっとおしく思う私に、日の出とともに空は「元気出しなさいよ…」とばかりに晴れてきた。冷え込みもきつくない。予約の接骨院に行く、今日で3回目、そんなに早く効果が出るわけないとわかっていても、心なし気持ちが軽い、治療は、決して快いものではないが、ひたすら耐える。

 午後、いつもより少し動く、よしっ…と思い立って、7月以来のカーブスに顔を出すことにした。一段一段、杖を突きながら階段を上がる。「こんにちわー・・・」
「ひさこさん!!、よく来れたなぁ…」と歓迎してもらった。自分のできる運動だけ、辛うじてこなす。汗をかくまではできないけれど゜気持ちいい。辛うじて、お天気やサンと悪びれながらも、気持ちのいい日だった。陰に、孫夫婦に新しい命の宿ったことを知らされ、夢かな?とうれしい知らせに気晴れの一日でした。