f初めての畑作

 後継者と言っても、まだまた自分では何も進まない孫、「一体やる気があるのか!…と思うほど自主性が感じられなかった。それが、この夏、農協さんの勧めもあって「ブロッコリーを作る…」と言い出した。

 と言っても私の時代とは全く違っていて、苗も準備されたものを使い、機械も順番待ち、培土板を入れるのも専用の広畝。然し、機械の順番が一番遅い。苗が大きくなってしまって、機械植するには大きすぎ。。

 足腰不自由な無様な格好をしていても、やはり気になる。自転車を持ち出し、田んぼに行ってみた。なんと、きれいに整地されている。機械はすごいな…私の時代にもこんなのがあったら、もっと頑張れたのに…。とうらやましくなった。ほんの少し、雑草に鎌を入れたものの、こんな動きの取れないものがかき回しに来たのか…と思われそうでやめた。

「おばあちゃん、どうしたん?」と聞く。「手伝いたいけど、ごめんね…がんばって…」と帰ってきた。今日は土曜日、同年代の若者は、ワールドカップの応援に夢中になっているだろうに…。