軽費老人ホーム

 JR稲枝駅近くに、軽費老人ホーム「花しょうぶの郷」がある。昨年の今頃だって感じたと思うが、今までの名前から一新して頑張りたい…とご挨拶に来られた。そして一年、入所者は当時より12名増えたといわれる。

 施設というと特別養護老人ホームを連想するが、全く違う。今日の式典にも、入居されている方々が都合のつく方は、[こんにちわ…」と元気よく笑顔で集まられる。着ておられるお洋服も、おめかしをしておられる方も多い。
 中に、懐かしい…と声をかけてくださったご婦人。仏教婦人会をしていたころ、役員さんとしてお世話になった方・・・っ「18年前に癌主術を受け、その後あちこち手術を重ねながら、まだ生かしてもらっているの…懐かしい…。」と涙して喜んでくださった。「いろいろご苦労さんでしたね…「」と言っていただいて、⦅あぁ、ここでも心配かけた方がおられる…⦆と感謝でした。

 経費老人ホーム・・・我々の知る施設の暗い雰囲気は微塵もない。図書も並んでいる。達筆の書があちこちに掲示されている。明るい・・・。駅の近くであるから、お天気もいい、どこかにお出かけされている方もあるのかもしれない。
 私たちの稲枝では、住み慣れた地域で繋がりあって生きるを目指し、ボランティア活動続けてきた。でも、それのできない地域や、ボランティアで埋められない場合の助っ人として、このホームの位置づけも必要になる。
入所頭金一人30万円、後、生活費がいるけど、一人暮らしの多くなった今日、これも一つの暮らし方だろう…。