風が鳴る・・・

 日中はとてつもなく暑いけど、しのぎやすくなった。天気予報では少し雨が降りそうであったので、起き抜けから白菜の中打ちに出た。大根もかぶらも菊菜も、いい具合に育っている。然し、発芽が悪くって蒔き直したほうれん草と人参、やはりまばらでしかない。これらは手を嫌う…とよく聞くけれど、何が悪かったのだろう。

石灰もまいてPH調整もしたはずなのに…。雨に叩かれたほどの雨も降っていないことを見ると、やはり最初のたっぷりの水が不足していたのだろう。あすこ此処に生えている緑を見つけて、間引くこと要らないし・・・・・と自分で慰めている。

・・・ 空が少し曇ると、おやっ?、風が鳴っている。皮肉なことに、めっぽう国旗を揚げる家が少なくなった祝日、今日は敬老の日、細い竿がぶんぶん言っている。年を重ねると、こんなことまでも身につまされるように感じる。、
、背の高い若い男女が来た。「おばあちゃん、おめでとう…今届いたの、冷凍だから5時間冷蔵庫で解凍してから、おじいちゃんと一緒に食べてね…」と、孫夫婦からのロールケーキ。そうだなぁ・・・そんなに思っていなかったけど、ずいぶんと爺さん婆さんになっていたんだ。どおりで風の音が気になるのか…。(うれしかったくせに…)