高齢者地域の受け皿

 稲枝社会福祉協議会福祉講座、約300人のお集まりの中で、米原市大野木の「大野木長寿まちづくりの会」の活動をお聞きした。かねてより、介護保険要支援が、次第に施設利用が制約されていく中で、寂しさを耐えきれないとして参加させてほしい・・・との声を何とかならないのかとお聞きしている昨今、元気な高齢者が地域を救う! …と日々大野木たまり場「よりどころ」を、有志が組織を立ち上げがんばっておられるお話。

 話の発端は、少子高齢化、若者がいなくなっていく村、30年後は限界集落となるだろう、さぁ、どうする・・・という事から考え抜いた挙句に有志が奮い立ち活動を展開したというもの。興味深かった。
 私の町内でも、その必要はいっぱい感じてはいるが、みんなに呼び掛けてさあ、旗揚げしよう・・・と考えていた自分自身が・老化してしまって体の動きが不自由になってしまった。こうした考えは、せめて60歳ぐらいの体力も十分の年代の方でないと無理のように思える。

 しかし、現実60歳はまだまだ一線で働ける。こうした反ボランティアには、なかなか協力いただけない現実。余程現実が行きつまらないと、そういう奇特な考え方にはいかないのだろうか、現実に逃げている自分の姿に落胆もしている私である。さぁ、どうする・・・