勧学祭

 寒ーい一日、建国記念日。毎年この辺りは冷え冷えとして雪の中に埋まっていた。然し、本年は積雪らしきものがない。除雪隊の我が家の息子も、トラクターの出番なく、このまま春になるのか?…と気をもんでいる。長期使っていないのでバッテリーを常に気にしなければならない。

 昨日は我が町内の勧学祭。小学校へこの春入学する子が何人いるか知らないけど、その家族の方々が、「さむー」と襟を立てながら帰ってこられた。夕食時、家族でその話をしていると、「そうだそうだ。勧学祭は拝殿に雪が舞い込んですーごく寒かった。うちの子はみんなこの日が宮参りで…」と昔話に花が咲く。田舎のこと、近々に生まれた赤ちゃんが御姑さんに抱っこしてもらい神主さんにおつむをなでてもらう、無病息災健やかな成長を願う儀式、

 ちらちらと落ちる雪を窓にしながら、ふと20年ほど昔の光景を思い浮かべた2月11日であります。