初玉

 半月ぐらい前に飼育し始めた鶏が、3個も卵を産んだ。120日びなという事だったが、3月を待たずして初玉となった。鶏…たかが鶏なんだけど、飼ってみると可愛いものだ。クォークォーと玉鳴きをしたり、砂浴びをしたり、温かければのどかなものです。かつてはこんな光景は田舎ならどこででも見られました。

 放し飼いの鶏ならばこそののどかさであると感じています。以前、パタリーで飼育していた頃、隣の小さな男の子の目の前で、卵がころころと転がって産み落とされた。その子の手にそっと卵を乗せてやった。あたたかく手にしっとりとへばりつく感じ…その子は眼を丸くして「うわぁ…」と声を上げた。

 その後こんなこともあった。卵を温めるとヒヨコが生まれる・・・ということがわかってから、小屋の奥で卵を抱えてじっと座り込んでいた…と可愛い笑い話。今彼は立派なお爺ちゃんになって、里帰りした孫と散歩している。我が家に鶏がいることがわかったら、二人してコッコさんに面会に来るかも…。
豚コレラが滋賀に出た…と知らせが入りました。岐阜では猪もり患しているとの情報も、えらいことになりそうです。