内水排除

琵琶湖対策特別委員会で、水資源機構に視察に行った。 

 大雨が降って湖岸一帯の水浸が予想されるとき、洗堰の全閉に関係なく、水資源機構琵琶湖開発総合管理所長が現場状況に基づき、水門の開閉操作および排水機場のポンプ運転を判断し実施する。
しかし、内水排除施設の無い湖岸堤の水門は、管轄の市の要請を受け、、水資源機構が水門を閉め、管轄の市が準備したポンプで排水する。・・・これらは、琵琶湖から逆流が想定されるときに市が判断して要請する・・・ことが前提。

 だったら…と思う。これらの基本は水稲作付が前提、それも水浸30cmまでは許容範囲。
 湖岸の稲枝地域はいつも水浸し、今日バスで走った視界にも稲は育ってても、大豆の緑は見えない。いささか文句あり…。国の基準は水稲。でも、今の農政は転作はなくなっても、自主転作は当然やるべきであり滋賀県は畑作化を推進しているじゃないですか、

 水門操作は、市の判断により実施していただけるのであるなら、彦根市が責任をもって、要請すれば、効果が出るものを…。今回の大雨、彦根市においてはポンプを用意されたもの(排水容量が不足で)結局要請がなかったので水門閉鎖は行わなかった…との説明を受けた。なんてこと…と思う。守山あたりでは、ポンプ+消防車まで出して排水しておられるのに…。市の農業にかける思いが伝わってこない。この高温時、水づかりになる作物と農家の苦しみ、どうして伝わらない。