末孫の誕生日

 一番下の孫娘、今高2・・・今日が誕生日。その上の子はすでに社会人、午後にこにこしながら事務所に入ってきた。「今日、ユウの誕生日。だから私の大好きなケーキ屋さんに行ってきたの…おすそ分け・・・」と妹のために買ってきたケーキを持ってきてくれた。そうだよなぁ、この末っ子はとてもとてもおじいちゃん子、もうすく誕生日といいながら、すっかり忘れてしまっていた私たち。でも、うれしいことである。いくつになってもおじいちゃん、おばあちゃん…と寄ってきてくれる。

 何世代も一緒ではライフスタイルもまちまち、暮らしの中で一部分ではあるが自分のできることを自発的に行っている。豆腐屋の朝は早い。朝のお味噌汁は私の担当…そこにこの末孫が起きてくる。今は里いもが汁のみ…「つるっとした子芋がおいしいよ…」汁椀の中を「これダ…」と言いながら食する。起き出す時間が゜まちまちだから、家族7人一緒に朝ご飯はまずない。せいぜい夕食に何人そろえるか、ほとんど留守がちな私。家族の輪から外れそうになるが、肉を好まない私のために何時も魚が準備されている。ありがたいことだ。今晩は久しぶり、家族揃って末孫の誕生を祝うこととなる。全員そろえば7人の大家族。