喜寿の同窓会

 何日も前から主人が心待ちにしていた愛西中学時代(現稲枝中学)の同窓会。卒業して63年になるという。恩師はただ一人88歳の音楽の先生。学級担任の先生も既になく、お世話になった師はこの女先生だけだとか…。

昨晩から、お迎えのバスの時間のお知らせなど、細やかにお気遣いいただいた幹事の方々、主人曰く、「やんちゃ坊主の我々と違ってねあの子は賢かった・・・」「賢いやつだから、ちっともぶらずに気遣ってくれた…」「女性は喜寿ともなると皆随分と変わって、でも、性格はちっとも変ってん、、女らしい話し方・・・あの子はよかった…」夕方、迎えに行った私にアルコールの残った言葉ていろいろと楽しかった様子を聞かせてくれた。

 卒業生が喜寿、出席は51人、50人余亡くなって…(一クラス分は亡くなって)一学年270人ぐらいいたことを思うと、今同じ中学の一学年は100人ちょっと…比べ物にならない。一人一人が大切に育てられているのに、子育てに対する問題はひっきりなしに起こっている。食べるに必死の時代、ひ弱なことは言っていられなかった。どんなにひもじくっても、いじめなんてなかった。ガキ大将がしっかり守ってくれていたから…主人もそのやんちゃ坊主組だったに違いない、それはそれで人気があったのだろう。散々喋りまくって、後はぐっすり…私にしてはこのまま静かに寝ていてくれることが余程ありがたい。