歓迎

 先日、どこかで見た顔、「おやまぁ、鳥松さん・・・」稲枝駅前の老舗料理屋さんです。過去に、青色申告の勉強会でご一緒させていただいて、以来税申告に重宝しています。この料理屋さんは、稲枝では一番おいしいきれいなごちそうを提供されていると評判でした。役場に勤めているときにはじめて知って、(50年以上前の話)いろいろな懇親会会場が鳥松さんだと嬉しかったのですが、ちょっとお高くてなかなか行けませんでした。

 その鳥松さんが、「野菜の里に材料を仕入れに行っているのだが、その日目についた豆腐、あれ? 久ちゃんとこの豆腐や…   で、早速に冷ややっこ食べたんやが…」 「何かあったんですか? 」 「全然違うんや、うまい! 」‥…(あーぁ良かった。何、文句言われるんかと思った…・・・) 
゛全然違う。豆の味がそのままうまい。これから鍋や。他のもん使えん‥・」 ぶっきらぼうに褒めていただいた。「年寄りが細々やっているので、スーパーに出すほどのパワーがないの、いいと言ってくださる方が、此処まで来ていただけるのが一番有り難いの」「何時も留守がちだから、ガラスの冷蔵庫の中から出して、自分で勘定してこの缶に代金入れて持ち帰って…」「うん、そうさしてもらうわ・・・」
そして3日目の今日、今度は奥さんが「豆腐豆腐、野菜の里になかったの、だからこっちに来た。お釣りいらんように持ってこんとあかんな…」、「おつりは缶の中から持ち帰って…」…
 こんなことで大丈夫かいな…? それが大丈夫なんです。駐在所の近くでもあるのですが、田舎の人はみんな正直ですから…   「鳥松」さんで使っていただけるなんて、とても誇りに思えた嬉しい日でした。台風の接近が気になります。どうぞ大きな被害が出ませんように…。